私たちは、持続可能な地域づくりや組織づくりを総合的にプロデュースする存在として、様々な関係主体との協働により、関連する事業の立案・提供を通じて、地域や活動の担い手を育成し、地域や組織の持続可能な発展の実現に寄与することを目的とします。

①SDGs経営導入支援

・企業向けのSDGs経営コンサルティング
・研修教材(テキスト)の作成・提供

 2021年より自動車関連の企業において、SDGs経営の導入支援(コンサルティング)を継続実施しています。統合報告書等による対外発表を目指し、まずは社内体制づくりから始め、コアメンバーへの研修、ワークショップなど伴走的な支援を展開しています。

②魅力化プロジェクト

・地域における地方創生の推進役(キーマン)の育成、地域・地方を想う若手人材(高校生・大学生・新入社員・若手社員等)の育成
・大学、地域(行政・地元関係者)、地方銀行、地域シンクタンク等との連携事業

 「わがまち魅力化プロジェクト」は、故 安田泰敏棋士・九段(元 東京富士大学客員教授)のご提案で、(前)東京富士大学・黒田教授(現・COLLEGA理事)の担当する企業ビジネス同好会の学生メンバーが中心となり企画立案し、地域おこし協力隊やホームステイ先の住民の皆さま、事業者などの地域関係者と連携しながら実践活動をスタートしました。
 私たちも、その連携の枠組みに参画し、大学と地域を結ぶコーディネーターとして、企画立案や調整等の役割を担っています。
 プロジェクトの目的は、都市部の大学生が、少子高齢化や過疎化の問題を抱える地方のまちに滞在し、地域の方々との交流やフィールドワークを通じて、まちの魅力や課題を探り、その地域の魅力化案(事業化案)を提案するものです。
 これまでに鳥取県日野町(2016~18年)、山梨県市川三郷町(2019年~)をフィールドとして実践活動を行ってきました。

≪魅力化プロジェクトの成果≫

■参加学生は、多様な価値観の醸成、コミュニケーション、チームワーク、課題解決力、プレゼンテーション能力など、様々な面において成長がみられました。
■鳥取県日野町(3年間)では、参加学生から合計10件の提案がなされ、そのうち5件が事業化を実現しました。
■都市部の大学生50人超の関係人口の創出につながりました。
■地元紙や地元メディアにおいて、好意的に記事化していただき、地域のPRにつながりました。
■現地だけでなく東京・丸の内においても関連イベントを開催し、それらを通じて地域との関係継続につながりました。

③連携・プラットフォーム事業

・地域シンクタンク向けの研修事業(オンライン研修等)
・シンクタンク業務コンサルティング

 現在、全国約40の地域シンクタンクと関係を構築しており、これまでに全国の地方創生事例やSDGsに関連する情報収集等を行い、オンラインによる意見交換会を開催し、地域シンクタンクが発行する機関誌等へ投稿してきました。また、年間を通して、地方創生やSDGs等をテーマとした「地域シンクタンク向けオンラインセミナー」を開催するなど、各組織との連携施策を展開しています。
 そのほか、一般社団法人日本在外企業協会など、SDGs関連のセミナー等の企画・運営を行っています。

≪地域シンクタンク向けオンラインセミナー(2021年度)の開催テーマ≫

■SDGs(株式会社イースクエアとの連携)
 SDGsの最新動向(4/27)、地域企業における「SDGs経営」導入ステップ(6/4)、中小企業の海外展開支援(7/28)、地域課題型ビジネスの創出に向けて(9/9)
■DX(日本ユニシス株式会社(現 BIPROGY株式会社)との連携)
 DX推進の鍵とは(7/9)、日本一の漆器産地 DXでイノベーション(10/27)
■地方への人材還流(株式会社三菱総合研究所との連携)
 逆参勤交代が拓く地方創生の未来(10/6)
■地方創生(株式会社クリスタルとの連携)
 地方創生モデルの構築 休耕地と空き家活用の実践例(2/17)
■地域シンクタンクにおけるSDGs(一般財団法人南都経済研究所との連携)
 地方創生SDGsの実現に向けた地域シンクタンクの活動(3/10)

 全国の地域シンクタンクの研究員・役員延べ70名にご参加いただいたほか、各回にオブザーバー(地銀、行政、地元企業、関係者等)の皆さまにご参加いただきました。